F-15E's Page
F-15C/Dが今後ゴールデンイーグル計画で大幅な能力アップを図っているが,F-15Eも進化をつづけていく機体で,C/Dより新しいだけにより長期的にグレードアップされるだろう。一番の目玉は、初期ロットで付けられたAN/APG-70レーダーの交換、AESAのAN/APG-82(V)1に更新されれば 200km近い遠距離まで見える”超 鷲の目”を持つことができる。F-35のレーダーもそうであるが,最新のレーダーはジャミング機能まで持っているので,電子妨害機を連れていかなくとも自前でできるわけである。
 冷戦が終了し,ヨーロッパには緊張の薄い期間が流れたため,実戦部隊の配備もすっかり減って来た。こうした中イギリスのレークンヒースには、しっかり編成された航空団が残っており東ににらみを利かしている。特にウクライナ問題などがさらにこじれた時などは、抑止力としての役割が大きいと考える。日本ではあまり縁のない部隊であるが,2011年横田の航空祭にF-15E 2機が展示されたのでページを開設しよう。
(2014/9/7記) 
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Wings
上の492th FSと同じ歴史を歩んできた飛行隊で 491,492,493の3つの飛行隊は、3姉妹と言える生まれも育ちも同じ環境にあった。但し 494th FSの方は、本国に戻ったり 日本に派遣されるなどご出張が多いのが わずかな違いである。もちろん F-111F時代には、その長距離爆撃能力を生かし492th FSと共に エル・ドラド作戦にも参加しおり トリポリ空港などでリビア空軍施設や航空機に対し 正確な攻撃を敢行した。但し この時リビヤの防空システムにより 姉妹飛行隊493th TFSのLN-389(70-70-2389)を失って 2名が戦死している。
F-111のページでもご紹介したが 1960年から現在いるイギリスのレークンヒースに駐留している飛行隊であり、このレークンヒースでは、F-100,F-4D,F-111A/F,F-15Eを使ってきた。アメリカのジョージア州で生まれた陸軍航空隊の爆撃部隊であるが 第2次大戦末期からイギリスやフランスを転戦して戦ったヨーロッパ育ちの戦闘機部隊である。大戦以後もずっとヨーロッパ方面から離れておらず 1986年のリビヤ爆撃を行ったエル・ドラド作戦で初めてヨーロッパを離れた実戦に参加している。
上写真は、ブルーのチップラインが入っていて第492戦闘機中隊所属と分かる。但しエンジンカバーは、494th FSのもの。 F-15E/492nd FS
こちらは、尾翼に赤のラインは無かったが 左側に書かれたインシグニアから 第494戦闘機中隊であることが分かる。 F-15E/494th FS
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元々 陸軍爆撃飛行隊でA-20ハボックなどを使ってきた部隊、その後戦闘機を受領してもP-47である。地上攻撃専門と言っていい。F-4D,F-111,F-15Eと彼らの任務は、地上攻撃主体。これに徹したプロ集団である。
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